「しろくまカフェ」第２巻です。
「しろくまカフェ いちご味」が正式名称。
表紙カバーは、パンダくんで、背景はマットな感じのピンク色でかわいい感じです。パンダくんの手元のイチゴタルトが美味しそう～！
これも、表紙にエンボス加工とかしていて、やっぱり凝っています。すごいです。タイトルの横のイチゴは種までエンボス入ってます。（カバーの中の表紙は笹子さんとパンダくん、笹子さんとシロクマさんのツーショットです）
ネタバレ含みますのでＯＫの人のみどうぞ。
シロクマさんのいちごタルトが美味しそう。
目次もカラー。
カフェのデッキと庭が見開きで、メンバーがくつろいでいる様子。
ブサカワのキングペンギンのヒナちゃんもいます。
色は茶色なんだとまた発見。
そして、巻頭漫画もカラー。
という、豪華な感じで始まります。
目次は、各話を簡潔にまとめたタイトル？
・しろくまカフェいちご味
・新しい仲間
・カフェの夏
・カフェの秋
・カフェの冬
・カフェの春
となってます。
◆しろくまカフェいちご味
オープニングはいちご味らしく、いちごネタ。
フルカラーでシロクマクッキングネタです。
パンダくんとシロクマさんのギャグ全開です。
コンフィチュールがボンジュールやアバンチュールに変わるところがなにげにパンダくん博識？とか思わせるボケです。フランス語つながりだし？
コンフィチュールとジャムの違いはあるのか？と私も悩んでしまいましたが、フィーリングの問題だったようです。はい。
◆１
ペンギンくんが食べる鮎とほうじ茶が美味しそう。ほうじ茶合うよね。
ペンギンくんが車乗れるようになったから車で３人でどっか旅行に行くことになる。「あれができるようになったんだね、ワラシベチョージャ」で縦列駐車とわかるペンギンさん。さすがです。シロクマくんのオヤジギャグにも、パンダくんのボケにも、突っ込み自在。
それぞれの意見を聞きながら、なぜか最終的に「おサル谷温泉」へ！
「美人の湯」を美人がいる湯と勘違いのパンダくんへの説明が「美人おサルいっぱい」というところがすごい。美人…なのか？おサル。
◆２
カフェでバイトを雇うことに。しかし、ホール違いのアナグマ君。運ぶのに何年かかるやらなゾウガメ君。食べるだけのマンドリルさんに、威嚇が得意なコアリクイ。（いや、けっこういいなと思ったけど不採用だった）なぜか住み込みだけしたいナマケモノさんとか（ナマケモノは見た目より働き者だと思うけど。住むなら働けば？）
結局、ナマケモノを運んできた笹子さんが、スカウト（？）されて採用ということで。普段何してたひとなのか笹子さん。謎な人です。
◆３
たけのこ狩り。パンダくんとしろくまさんの畑仕事ルックがすごくさまになってます。たけのこ狩りのおじさんが、間違って声をかけてくるくらい。ペンギンくんも山菜採りに精を出すし。すごく大漁でした。取れたてのたけのこづくし。食べたい。特に新鮮なうちのたけのこのさしみとか絶品だしね。そしてなにげに料理得意そうな笹子さん、採れたては水煮でＯＫとかよく知ってるな。カフェに心強い戦力追加ということで。（前回のスカウトのあとどういう返事したのか気になっていたら、普通に溶け込んで働いていた）
◆４
動物園前に花屋さんが出来た。店長超イケメン。そんな花屋さんからパンダくんへお花のプレゼントが！ カードには「あなたのファンより」って紫のバラの人かい！ そんで名前はリンリン。何人？ かわいい女の子を想像して張り切るパンダくんがかわいかった。なにより「ムハーッ」という掛け声が最高だわ。張り切ってるな～。しかし、リンリンの正体が花屋の店長本人！！名前も林厘太郎で自称リンリンとは…。リンリンて名乗るイケメンてどうなん。楽しくなってきました。もうちょっと招待ばらすの遅くてもよかったのに。「黄色い笹の人」（いつも花束にして差し入れとかして）とか呼ばれるのも楽しそうだったな～。イケメン登場で楽しくなってきました。
◆５
カフェの記事が雑誌に載って。パンダくんが「どうしてカフェはじめたの？」と素朴な疑問を投げかけ。そこでしろくまさんの衝撃の過去が明らかに！！！！ …と思ったらねつ造だったり。別バージョンがあったり。結局どんな経歴の持ち主かはわからないまま。この巻最高の感動話のあとだけに、かなり笑いました。シロクマさん最高だわ。ペンギンくんはすでにそういう性格を把握しているようで。…けっこう付き合い長くてわかってるのですかね。みんなの馴れ初めも知りたいわ。
◆６
グリズリーバーにカワウソくんが来て、「白くまが食べたくなる季節だなァ」と問題発言。「クマ食うやつがオレの店に来るんじゃねー」とマジ切れするグリズリーさんが、気になってしろくまさんのとこに来てみれば「白くまはじめました」の旗が！ パンダくんも同じようなボケをしてましたが、グリズリーさんにも説明してようやく「白くま」の正体がかき氷のことだと判明。心配になってくるグリズリーさんがかわいすぎる。そして白くまのコンセプトが「しろくまカフェで白くまを」（ティファニーで朝食を風に）…シロクマさんのコスプレが…ヘプバーンのコスプレが。今のところコスプレナンバーワンなくらいすごかったです。（今度しろくまさんコスプレランキングとか付けたいな。次点は若作りかな…）
笹子さんの作ってくれた「白くま」はほんと美味しそうでした。
◆７
パンダくんが落ちた竹を拾い食いしながらたどっていけば…そこには、七夕飾りの準備をするシロクマさんと笹子さんが。（ところで竹と笹の違いてなに？ こんど薀蓄に追加してほしいです）
みんなで願い事を書くことになって、それぞれの性格が出てます。リンリン「パンダに囲まれたい」って。ほんと歪みないな。残念なイケメン感がサイコーです。それに比べて半田さんの「お嫁さんがみつかりますように」ってけっこう切実な感じ。…笹子さんに気があるようだけど、これって恋って感じじゃなくて、手近な人って感じで。少女漫画の恋愛のセオリーちゃうで。どっかでフォーリンラブ感を出してもらわないと。とにかく頑張れという感じ？
そして、パンダくん。鏡文字って…。あんたいくつや。（人間の年齢的には17、8くらいだと思ってたのに…もっと若いのか？ あほすぎる～）
◆８
庭の草取り中の、一休みの風景。ひまわりを指さしながら「これなんて花だっけ」というパンダくんに対して、１３連発でダジャレを展開するシロクマくんすごいです。「オマワリ」「こまわり」「薪わり」「お座り」などなど。
しかし、ここまでしてもパンダくんから正解を引き出すことは不可能でした～。なんか久しぶりにダジャレ全開で面白かったです。
シロクマバーも楽しかったです。
◆９
プールにきたパンダくんとしろくまさん。パンダくんは相変わらず笹食べてばかり。今回はキングペンギンさんが出てきて、いつもコウテイペンギンと間違えられるし、名前の由来も…なんて気の毒な…な話でした。（そしてまた知識が増えた！）
シロクマさんは子供にも女の子にもモテモテでした。
◆１０
さらにペンギン、ピゴセリス属３羽の登場。こちらもさらに気の毒な名前の由来が。そして極め付け「パンダ」の由来が中国語の「胖的（パン・ダ）」太ったやつ…から来ているとは！？
すごくショックをけ受けるパンダくん。ダイエットに目覚めました？
◆１１
グリズリーさんとシロクマさんが鮭獲りに行く話。グリズリーさん見かけによらず、真面目な子。お母さんにちゃんと出かけるって言ってから出るんだね。（そういや、白犬にもちゃんと挨拶してたもんな、律儀に。しろくまのお兄さんだと信じて…）
小さい時の二人のエピソードがかわいい。グリズリー、シロクマさん意識しまくり。そして鮭が上手く獲れるようになったんだな。グズッ。
しかし、くつろいでビールまで飲んでるシロクマさんは、やっぱりマイペースな人でした。
◆１２
雨の日のしろくまカフェ。パンダくんのパンダ傘がかわいい。ポシェットもね。
シロクマさんは用事で出かけていて、笹子さんが切り盛り中。パンダのロールケーキを試作していた。せっかくのオフに半田さんが来てないことに怒るパンダくん（そして同僚の桐野さんは来ている。恋のライバルか？）怒りの念がパンダロールに！？
そして、しろくまカフェのイケメン客の多さにびっくり。笹子さん目当てなの？
…しかし当の笹子さん。あまり色気なさそう。
はたして恋への発展はあるのか？ という感じです。
◆１３
一方、そのころのシロクマさん。実は別の場所に半田さんに呼び出されて、なにやら相談に。
笹子さんの好きな人リサーチする半田さん。お、けっこう本気だったんだ。
この店のレッサーパンダ君（研修中バイト）はすごくテキパキ動いてかわいいです。
そして、遠慮なくデラックスランチとデザートを食べるシロクマさん。容赦ない。
あんまり役に立たないアドバイスとダジャレ攻撃を受ける半田さんだけど、セイウチでもめげずに頑張ってねというかんじでした。
あと、カウチポテトのしろくまさんが最高でした。しかもおでこに「天下御免の向こう傷」つけてるし。
◆１４
リンリンの回でした。すごくイケメンなのに。キラキラトーン似合うのに。女の子にもモテるのに。パンダくんの前では全然イケてない人。そしてパンダくんも第一印象悪すぎて、つれないし。
そんなリンリンに竹のアレンジの依頼が。依頼主はパンダ亭。あこがれ（？）パンダくんちにドキドキしながら訪れるリンリン。しかし、双子のパンダにハート奪われてるし。抱っこさせてとお願いして傷だらけになりながらお幸せなリンリン。
えー、リンリン。パンダくん一筋じゃなかったのか？ ちょっとあなたのイメージダウンだわ。パンダならだれでもいいのか？ いや、常勤パンダには全然見向きもしなかったし。やっぱパンダの美醜があるのか。
そんなわけで、ちょっとリンリンへの好感度が落ちた回。半田さんに嫉妬の炎を燃やすリンリンは面白かったけどね。
◆１５
サービスしすぎて、疲れてだらけたパンダくんたち。そんな姿をみて「だらしないで～」という孫に、おじいちゃんが「仕事となったらな。パンダらしいすんのも大変なんやで～！」と説教する話。職人気質なおじいちゃんがよかった。感動した。
◆１６
バレンタインデー。しろくまカフェでコウテイペンギンのヒナがキングペンギンのひなに友チョコ渡して仲よく遊ぶ話。見た目はブサカワなキングペンギンのヒナですが、そういうの関係なく子供同士仲よく遊ぶ姿はかわいいです。
そして、友チョコでもいいから欲しい～。というくせにリンリンからのブーケにはあからさまに嫌がるパンダくん。頑張れリンリン。
◆１７～１９
子供時代のしろくまさんとグリズリーさんの話。すでに力関係は出来ていたんだね。グリズリーがアラスカの王者に対して、シロクマは世界最大の肉食獣とは（勉強になった）。しろくまがアザラシを捕まえるまでの話は怖すぎてグリズリーじゃなくても泣くだろうけど、それが自然の掟なんだなあと実感（しかし、血しぶき怖いよ。これ、ユルカワコミックだったよね？？）。
お留守番しながらおなかすいたというグリズリーに「なにかつくろうか？」というしろくまくんは小さい時から料理出来たんだと感心。しかし「なにできる？」という問いに「くまの掌の煮込み」て答えるところがやはりシロクマくんらしい。両手を隠すグリズリーさんめちゃかわいい。
ダジャレは寒いけど料理はうまいとグリズリーさん、結局懐柔されてます。こぐまな二人はほんところころしててかわいかった。
◆２０
バイトがいやだというパンダくんが、シロクマさんと入れ替わる話。
パンダ色に塗ったしろくまさん。めちゃこええ。ごつい。差し入れに来たリンリン錯乱して逃げていくし。（分かれよ…）
反対に白塗りのパンダくんは、丸くてかわいい。
この世界のみんな結構天然なので、それなりにそれが通用（？）するところが素晴らしいです。
◆おまけペンギンクラフト
なんと、ペンギン４種類のペーパークラフト。
（コウテイペンギン、キングペンギン、ヒナ２匹）
ヒナを仲よく並べたら楽しいだろうな。
そんなわけで、今回も面白かったです。
「しろくまカフェ」第２巻
